こんにちは、あゆかです。ひろゆきさんがまたバトルをしているとのことで、ちょっと書いてみます。
「古文漢文なんて試験以外では使わないから不要!」と言ったそうですね。実務的なことも確かに大事ですが、私は「古文漢文はやっといた方がいい」という立場です。
センター試験以外では使わない?
確かに「古文漢文は使わない」と考えられがちですよね。大学に行ってもたいていパソコンとにらめっこ、なんておもわれがちです。
私は文学部以外の人文系に進みましたが、それでも「漢文調の判決書」を読む機会がありました。
昔、特に戦前の資料復刻版を見るととにかく多いのが「旧漢字が使われた、森鴎外擬古文調」の文体です。
だから自力でそうした資料を読めるようになるには、ある程度教えてもらう必要があります。
もっと役立つことを教えた方がいいとひろゆきさん
ひろゆきさんは、「お金のことやもっと役立つことを教えた方がいい」と言います。たしかにこういうジャンルは、人から教えてもらうほうがいいし、税金の事などはよく知っておかなければならないですよね。
これに対しては乙武さんから「学校現場は教えるリソースが足りてないから無理、やらないことを決めるほうが先」という反論も出ています。
確かにプログラミングの塾や講座に行くとなるとお金がかかるので、子供たちに公教育でできることはやってあげよう、というのがひろゆきさんの考えなのかもしれません。
私の考え
2ちゃんねる創設にかかわったひろゆきさんだから、もっと違った意見が出るのではと思っていましたが、少し意外でした。
なぜなら今はユーチューブで発信している税理士さんや起業家が多くいます。だから気になったことは余暇の時間に動画を見て実践したり、友達同士で学びあえばいいと思います。
なぜそういうかというと、私が一時期教育現場にいたからです。授業に補講に文具の管理まで教員がやっていて、これ以上変わった科目を増やされたら確実に倒れる先生が出ます。
これも最大の理由ですが、「子供たちに自由に考えたり情報を探させる体験」をさせる、「なんでもかんでも教え込まず、自由に模索させる」時間が必要です。だから、「お金や社会保障」のことについては自分でアクセスして調べればいいだけなのです。
むしろそうした枝葉にとらわれて肝心の幹の部分をおろそかにしたら、子供の成長に影響が出るでしょう。「今何を教えるべきなのか」それだけを考えてできる限りしぼっていく必要があります。
まとめ
古文漢文を読めると、昔の資料を自力で読めるようになる。読めなければ学問の入口に立つこともできない。
実用的なジャンルを全部教員が教える必要はないのではないか。教員に頼むのではなく、動画で学習してもらったり外部講師を頼む手もある。
今はリモートも主流なので、講師に頼むのも手である。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
教育現場はいろいろ期待されてなんでも詰め込まれているので、教員も大変なのは事実です。
むしろなんでも知識を教えるより、「どうやって正しい知識を引っ張ってくるか」といったこと、情報リテラシーを教えるものとして学校司書の先生をバンバン採用すべきだと思っています。
今いる人員で何とかしよう、ではなく、必要に応じて外部に頼ることができると教育現場も子供にもメリットがあると考えます。