コロナ禍においてのゲーセン離れに思うこと

こんにちは、あゆかです。昨今のコロナウイルスの影響により、ゲームセンターが次々と閉店しているというニュースを目にしました。

 

で、その原因はやはり「三密を避けるために友人を誘い合わせることができない」「友人と時間を共有するエンターテイメントの場になりえない」ということがあるのではないでしょうか。

ゲーセンはスキルがないと行きづらい

まずはこれです。ゲーセンのクレーンゲームや対戦ゲーム、ある程度知識や「どうやって景品を落とすか」という経験知識がないと行きづらい場所です。

 

私も最初は、「クレーンゲームは何をどうやっても絶対取れないようになっている」と思い込んでいたくらいですから。だからたいていの人は「クレーンを少し動かして、景品のぬいぐるみがちょっと動いたところ」で辞めてしまうと思います。

 

そもそも「どうやってクレーンを操作するのか」「うまい人は何回くらいで落とせるのか」「そのコツ」はすべて「遊ぶ人が事前に情報を仕入れること」で成り立ってます。

 

友達でクレーンゲームがものすごくうまい人がいれば、その人から教えてもらうことができます。でもそうした人脈が無ければなかなか入れない場所でもあります。

ゲーセン離れの原因

ニュースではさまざまな原因が考えられていました。「会社の暇つぶしに通っていたが、出勤抑制で行かなくなった」「手軽にできるスマホゲームの方がオトクだ」とも。

 

反対派は「逆にネットゲームの方が、熱くなってしまって多額の課金をしてしまったことがある。だからコスパはよくない」経験を基に反論していました。

 

そもそも遊びなのでコストパフォーマンスを求める性質はないと思いますが、今はスマホやネット番組、テレビゲームなど娯楽が多様化してきたので、競争が激化したのもあると考えています。

 

私が考える最大の要因

ゲームセンターは遊技に分類されるパチンコやスロットと違って、友人を誘い合わせていくタイプのエンターテイメント施設だと思っています。

 

ひとりで行く人もいるでしょうが、その場合はあくまでも「欲しい景品を取るために練習がてら行く」「暇な時間の過ごし方として」行くわけです。

 

だから、三密をさけるようアナウンスがある中で誘い合わせていくのは難しくなってると思うんですよね。そうなると、誘っても友人が来ないから自己完結できるスマホゲームやテレビゲームへと流れていくのかなと。

 

たぶんゲーセンの目的って、「景品を取ること」ではなくて、「難しい景品を取れたその瞬間を、友人や家族、恋人と共有したいから」というとこにあると思うんですよね。

 

実際ネットにつないで対戦ゲームをすると、めちゃくちゃ人数がいますし。だから「豪華な景品を取った!」ということだけを重視しすぎるとなかなか現状打破は難しそうですね。

衛生対策も?

お店側も消毒スプレーやパーテーションなどかなり対策をしてくれてるようなんですが、ゲーセンの面白さって「ふらっと入って、とりあえず面白そうな筐体、ゲーム機にさわる」ということから始まりますよね。

 

もちろんアルコール消毒もいいんですが、というか必要なんですが、アルコールスプレーってものすごく手が荒れるんですよ。

 

病院、保育園、勤務先はもちろん、スーパーや公共施設などどこへいっても「消毒」が当たり前になりました。その結果、あなたも今年は手の甲と手のひら両方にひどいひびやあかぎれができたのではないでしょうか。

 

私もいまだに指先がすごい色になってしまい、何をするにしても手袋と保湿が欠かせません。そんな状況で、さらにゲームセンターで毎回消毒していたらいくら保湿しても間に合いません。

 

そうなると手荒れを防ぐためにゴム手袋でもつけて、というのもなんだかおかしな話ですし本当にどうしたらよいものでしょうか。

 

 

まとめ

ゲーセンはスキルがないと入りづらいという先入観がある。

遊びに「コスパ思考」が入りだしているからか。娯楽の多様化により、苦戦している可能性が高い。

そもそも三密をさける過程で、ゲーセンは暇つぶしの対象になりにくくなった。

度重なる消毒で手が荒れやすくなった。そうなるとあかぎれもしやすくなり、消毒が必須な場所への外出が少なくなったのではないか。

 

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。一昔前はゲーセンと言うと不良のたまり場というイメージで語られていましたが、今はずいぶんクリーンになりましたね。

 

20年前は生徒が手ごろな価格で、友達を誘い合わせていける場所がゲーセンだったのであれだけはやっていたんだと思います。(いわゆるクラスのリア充と呼ばれるギャルたちは、ゲーセンでとったプリクラをペンケースや手帳に貼りまくっていました)

 

つまり友達と過ごした楽しい時間の記録や記憶の場所としてゲーセンはあったのです。もちろん遊ぶだけの金銭面での余裕もありましたが、今の状況は「コロナ自粛+減給」の現実ですから、これまでどおり「ゲーセンを開けておけばお客が来る」という方法では厳しいように思います。