0655「すごい漢字」がすごい

 こんにちは、漢検2級取得しているあゆかです。今回は朝のEテレ、「すごい漢字」を話題にします。

知らない漢字ばかり

 お笑いコンビ、ナイツの土屋さんが歌う不思議なうた「すごい漢字」。


朝の寝ぼけた時間に見ていると、いきなり難しい漢字が出てくるので思わずぎょっとします。


薇、瓩など、一見「あの字に似ている」「見たことない」と思うような漢字の数々。


「あー、バラの薇か」と思ってると「違います~」といわれ、「瓦?千?なんじゃこれ?」と思っている間にさりげなく答をいわれてしまうのです。


答えは「ゼンマイ」と「キログラム」です。私も間違えました。

 

なんでも表現できる漢字

 ちなみにキログラムのような字は国字といい、日本で独自に作られた字です。


中国から漢字を学んで、「これを表したいけどいい漢字がない、じゃあ作ってしまおう」となった。これが国字ということですね。


じゃあ、100グラム、10グラムはあるのかと言うことで調べてみました。グラムは瓦で変換されます。


でもひゃくぐらむ、じゅうぐらむでは変換されないんですね。なんと、こう読みます。


100グラム→ヘクトグラム

ヘクトはヘクトパスカルなんて言いますよね。


ヘクトはギリシャ語の「100」のこと。小学校で学ぶ「ヘクタール」にもヘクトは隠れてます。


10グラム→デカグラム


10のことをデカというのは、理科でよく聞く「デシリットル」のデシと同じです。


「十日物語」の「デカメロン」も十日間の話ですから「デカ」です。


こういう文字や単位をカタカナではなく、うまい具合に国字としてしまう漢字、いや日本語ってすごいですね。

まとめ


朝のテレビ番組でひとつ賢くなりました。

キログラムも100グラムも10グラムも、全部対応する漢字があるなんてびっくりです。

なんでも日本語ワールドにいれてしまう日本語の懐の広さ、すごい。