こんにちは、あゆかです。今回は馬のCT画像をめぐって「基本的馬権」という言葉が出ていたので、ちょっと書いてみました。
※一時期真剣に競馬をやってこうとしていた時期がありました。馬に対する見方も変わりましたし、「かわいい」と思えるようになったのも競馬がきっかけです。
誰かを非難するつもりはありませんので、ご了承ください。
きっかけはツイッター
ある獣医師さんが、馬のCTをとるときの写真がきっかけです。馬があおむけで肢を開いて写っていたということで、「ポーズがきわどい」と言う理由から写真の掲載停止を求めたのがきっかけです。
ちなみに馬用動物用CTスキャナーのサイトがありましたが、確かにあおむけで検査を受けていますね。
人間であれば手足をだらんと下げることはできますが、馬は手足の構造上だらーんとさせることはできません。
そうなるとあおむけでCTに入れるしかありませんよね。
馬に権利はあるの?
基本的人権をもじって基本的馬権ということですが、人間に比べたらかなり少ないとしか言いようがありません。
レースに向けて食事の量は調節されますし、プールでの訓練やきつい坂を走る練習などがあります。
夏の暑い時期は夏休みではなく、暑さに強い馬が走るんですが、ストロングタイタンのように心房細動を起こしてしまった子もいます。
本人、いや馬の意思は関係なしに「サラブレッドの子として生まれたからレースに出なさい」と言われて練習させられるわけです。
とはいえ、競馬場のゲートをうまく出られないとか問題が続く場合もあります。体毛の白いことで話題になったブチコは、ゲートをうまく出られないので繁殖馬となりました。
しかしあまりにも気性難となると引き取り手がなかったり、乗馬となったとしても人を乗せてゆっくり走ることになれていませんからなかなかうまく行かないそうです。
有名な種牡馬は引退後も大切にしてもらえますが、それ以外の馬は行方不明とされることが多いです。
まとめ
「ウマ娘」といったアプリゲームの影響か、馬に親しみを持つ人たちも増えてきたかもしれません。
レースで優勝し、華々しく祝福される馬であっても、基本的馬権とは遠い世界です。レースに前向きで、勝とうと努力する馬には期待もしてもらえます。
しかし、脚を骨折すれば治療が難しいということで安楽の道をたどることになります。競馬の世界では、引退後の馬を引き取る人がなかなか見つからず苦慮しているようです。
基本的馬権という言葉をきっかけに、馬の幸せな余生も実現すればいいと願っています。